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ベトナム戦争終結の瞬間とその前後 近藤紘一著『サイゴンのいちばん長い日』

      2016/06/20


一定の世代以上の方からすれば当たり前かもしれませんが、「サイゴン」はベトナムのホーチミンの旧称です。むしろサイゴンの方が親しみがあるという人もいるかもしれません。

僕自身は生まれたのがベトナム戦争終結後で、サイゴンも既にホーチミンになっていました。サイゴンの名前を知ったのは、中学生ぐらいの時に聞いたビリー・ジョエルの「Goodnight Saigon」だったように記憶しています。

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今でこそベトナムは人気の旅行先の1つに数えられるようになりましたが、第二次大戦後に東西冷戦構造が形成されていく中で国が南北に分断され、その後1975年に終結するまで世界に大きな影響を与えたベトナム戦争を経験しました。

僕が旅行でベトナムを訪れたのは今から数年前です。日本人の口に合うおいしい料理、アオザイを着たきれいな女性、アトラクションのような交通事情。これらがすべてエキサイティングで、アジアの喧騒をこれでもかと感じさせてくれるような、評判に違わず非常に旅行満足度の高い場所でした。観光旅行で行く限り、一見すると戦争の爪痕のようなものはあまり感じません。しかし、ホーチミンにある戦争証跡博物館などに行くと、戦争が本当にあったということを思い出させてくれます。

ベトナム戦争終結後も世界ではさまざまな戦争・紛争・事件・災害などが毎年のように起こっています。そのため、ベトナム戦争についてメディアで取り上げられることは年々少なくなっていますが、今後ベトナムに行く予定がある、行ってみたいという方は、ベトナム戦争に関してある程度知っておくことは必須ではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、近藤紘一著『サイゴンのいちばん長い日』という本です。1975年4月30日のサイゴン陥落前後の市内の様子を描いたルポです。著者は新聞社の特派員として陥落直前のサイゴンに派遣され、まさに目の前でサイゴン陥落つまりベトナム戦争終結の瞬間に立ち会いました。北の革命政府軍の戦車が進行してくる様子、戦争終結を伝えるズオン・バン・ミン大統領のラジオ演説、陥落直後のサイゴンの町や人々の様子。リアルタイムで体験したこれらの出来事を一市民の視点から描いています。

僕のようにリアルタイムでベトナム戦争を経験していない人間には、陥落直前の緊迫感や、一つの国がなくなってしまったという稀有な状況における人々の様子を知ることができる貴重な資料です。

なお、「サイゴン陥落」はアメリカ側から見た言い方で、北ベトナム側からは「サイゴン解放」と言うそうです。

 
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