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江戸時代に漂流してロシアに渡り約10年後に帰国した伊勢の船頭、大黒屋光太夫の話 井上靖著『おろしや国酔夢譚』

      2016/06/20


大黒屋光太夫は1751年伊勢生まれの回船の船頭です。

1782年、現在の数え方で言えば光太夫が31歳になる年に、伊勢から船で江戸へ向かう途中に漂流。7か月を超える漂流の末、アリューシャン列島にあるアムチトカ島に漂着しました。そこから、遭遇したロシア人らとともに、カムチャツカ半島を経てシベリアに移動し、オホーツク、ヤクーツク、イルクーツクなどを通ってモスクワ、ペテルブルク(サンクトペテルブルク)まで、約6,200キロのシベリア横断の行程を主に馬ぞりで移動しました。

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今でこそシベリア鉄道があるものの、シベリア鉄道でも端から端まで行くには約1週間かかります。当時の装備や物資などを想像すると、馬ぞりでのシベリア横断は気が遠くなります。

江戸時代に漂流して外国へ行った日本人としてはこの大黒屋光太夫とジョン万次郎が有名ですが、記録にあまり残っていないところでは、それなりの数の日本人が漂流の末にロシアなどに行き、多くは日本に戻って来られなかったそうです。

なお、本書では光太夫が帰国後に軟禁状態のように不自由な生活を送ったような結末になっていますが、その後に新資料が発見され、実際はそのようなことはなかったそうです。

同様に光太夫の一生を扱った吉村昭氏の『大黒屋光太夫』は、それを反映した内容になっています。







 
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